LanguageToolをOSX Yosemiteで使う
はじめに
英作文がとにかく苦手なので、GingerのFirefox拡張にかなりお世話になっていたのですが、今日確認したところ「このアドオンは作者によって削除されました。」となっていました。ChromeかSafariを使えば良いのだと思いますが、私はFirefoxを使いたいのです。そこで、Gingerと同じように英文校正してくれるオープンソースのソフトウェアLanguageToolを使ってみることにしました。
インストール
HomebrewでLanguageToolをインストールします。
$ brew install languagetool
とても簡単です。これで
$ languagetool-gui
とすると、下記のようなウィンドウが表示されます。
上段にチェックしたい英文を入力すると下段にチェック結果が表示されます。
Firefoxのアドオンをインストール
languagetool-guiだけでもとても便利ですが、Firefoxから使えると、Gmaiiなどで英文メールを作成するときに便利です。そこで、FirefoxのアドオンLanguageToolFxをインストールし、下記のように設定の「URL of the local server」にhttp://localhost:58081
と入力します。
次にサーバを起動します。
$ languagetool-server -p 58081
これで、下記のようにFirefox上でLanguageToolが使えるようになります。
実は、ローカルでlanguagetool-serverを起動しなくても、先のLanguageToolFxの設定で「Use web service when connecting with local server is not successful」にチェックを入れると、api.languagetool.orgに接続してLanguageToolFxが使えます。しかし、情報セキュリティが厳しくGingerなどが使えない場合でも、LanguageToolなら上記のようにローカルサーバを使うことができます。オフラインでも使えるので、とても便利だと思います。
ちなみに、ThunderbirdのアドオンはGrammar Checkerです。
languagetool-serverを自動起動する
languagetool-serverをいちいち手動で起動するのは面倒なので、私はログイン時にlaunchdで起動するようにしています。下記のような内容の~/Library/LaunchAgents/gzalt.languagetool-server.plistを作成します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <!DOCTYPE plist PUBLIC "-//Apple//DTD PLIST 1.0//EN" "http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd"> <plist version="1.0"> <dict> <key>KeepAlive</key> <true/> <key>Label</key> <string>gzalt.languagetool-server</string> <key>ProgramArguments</key> <array> <string>/usr/local/bin/languagetool-server</string> <string>-p</string> <string>58081</string> </array> <key>RunAtLoad</key> <true/> </dict> </plist>
設定ファイルを読み込みます。
$ launchctl load ~/Library/LaunchAgents/gzalt.languagetool-server.plist
これで、ログイン時にlanguagetool-serverが自動起動するはずです。
$ ps x | grep language
などで、確認できます。
肝心の校正能力は?
まだちょっと使っただけですが、やはりGingerの方が性能が高い気がします。しかし、ローカル環境だけで使えるのはとてもうれしいです。 langtool.elがあるのも、Emacs使いにはうれしいところです。
最後に
ほんやくコンニャク欲しい。